コンバージョン・アップは科学である~CRO講座2

「コンバージョン・アップは科学である」と言われることがあります。
厳密に科学かと言えばどうかとは思いますが、これにはいくつかの意味を含んでおり、コンバージョンアップを考える上では重要な考え方です。

  • コンバージョン・アップはアートではない
  • コンバージョン・アップは勘や経験ではなくデータに基く
  • コンバージョン・アップは「仮説を立てて、それを検証する」ことの繰り返し

科学
今回はそれぞれの意味について説明させて頂きます。

コンバージョン・アップはアートではない

コンバージョン・アップのための方法は、個人の才能などとは関係ありません。誰でも勉強すれば、その方法を使って結果を出すことが可能です。
その意味で、コンバージョン・アップはアートではありません。
同じ条件下であれば、誰が行っても同様の結果を出すことが可能な客観性があります。

コンバージョン・アップは勘や直観ではなくデータに基く

先ずは、1つのケースを考えてみたいと思います。

bettingexpert

BettingExpert.comは、オンラインカジノを含むベッティング(賭け事)に関するフォーラムです。参加すると、オンライン・ベッティングのコツや体験談を共有することができるようになります。
コンバージョンの目標は、訪問者にフォーラムに登録してもらうことです。

以前 BettingExpert.comでは、登録する際の入力フォームに、プライバシーを保証する文言を付け加えたことがあります。

コンバージョンが下がった例
プライバシー保護文言の追加(クリックして拡大)

100% privacy- we will never spam you!
プライバシーは100%守ります。私たちがスパムメールを送ることはありません!

その結果、登録者数はどれくらい増えた(コンバージョン・レートがアップした)と思いますか?

答えは、残念ながら増えませんでした。
逆にコンバージョン・レートは18.70%もダウン(信頼率96%)しました。

この理由については、いろんな意見がありますが、私は、いまどきサイトに登録したとしてもスパムメールを送らないのは当然のことで、わざわざそんなことを言うこと自体訪問者に懸念を抱かせたのではないかと推測しています。

このように、良かれと思ったことが逆にコンバージョンを下げてしまうことがあります。
そのため常にデータに基いてコンバージョン・アップを考えることが重要です。

コンバージョン・アップは科学である2~CRO講座2 へ続きます。

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